乳癌の手術後、骨転移のため自力では体動する事が出来なくなった妻を目のあたりにして、少しでも苦痛を軽減する方法はないかと考えた末、思いついたものです。看護師さん、家族を問わず毎日の看護は大変厳しく重労働です。試作の用具を、看護師さんには摘便や体位変換時に使用してもらい、私は身体の清拭や着替えをさせる時に使用しました。
残念ながら、妻は4年半の闘病生活の末なくなりましたが、「床ずれ」はひとつも出来ませんでした。今でも東札幌病院の皆様には、大変お世話になり、いろいろご協力をして頂きまして深く感謝致しております。
後により機能性・安全性を重視し、北海道立工業試験場の諸先生方の技術支援を受け、2年半の歳月をかけ、厚生労働大臣が定める福祉用具の種目に該当する新しい「カナイヘルパー」(体位変換機)が誕生しました。
毎日、病床の帰りには、いつも笑顔で言ってくれた「ありがとう」のひと言が忘れられずこの用具を開発するきっかけとなりました。
医院などで使用している初代の「カナイヘルパー」です。2年半の時をかけ、現在は7代目でようやく完成にいたりました。
●カナイヘルパー(体位変換器)とは?→クリック
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